熊野筆の生産技術が広島県の無形民俗文化財に指定!

熊野筆が広島県の無形民俗文化財に指定されました。(以下はNHKのニュースから引用。)

熊野町伝統の「熊野筆」を作る技術が、広島県の無形民俗文化財に新たに指定されることになりました。
「熊野筆」は、全国の筆の生産量の8割ほどを占める熊野町で作られる筆で、およそ180年前の江戸時代の終わりごろ、農閑期に収入を得るために奈良や和歌山から筆や墨を仕入れて販売し、現地で筆づくりを学んで帰った人たちが作り方を広めたとされています。

「熊野筆」は、昭和50年に、国の伝統的工芸品に指定されていましたが、今回、広島県教育委員会が、外部の有識者でつくる県文化財保護審議会の答申を受けて検討した結果、22日新たに、筆を作る技術を、県の無形民俗文化財に指定することを決めました。
理由としては、生産効率につながる技術を家庭や地域で幅広く伝承していることや、主要な生産者に女性も参加している地域的な特色が認められることなどが評価されたということです。

県教育委員会事務局の坂光秀和文化財課長は、「町と県と連携して地域で作り上げた伝統技術を守り、後世につなげていきたい」と話していました。
広島県の無形民俗文化財にはこれまでに「神楽」などが指定されていて、今回の「熊野筆を作る技術」が加わって68件となります。